7月23日、代々木公園陸上競技場(織田フィールド)にて、第9回トワイライト・ゲームスが開催された。
「短時間で楽しく」、「選手の間近で臨場感あふれる」をコンセプトとするこの大会だが、出場者には関東インカレの入賞選手など豪華な顔ぶれが並ぶ。
早稲田からは、6種目に5名の選手が出場した。
大迫傑(スポ3)が出場した1500mでは、高速レースが展開された。
スタートとともに飛び出したのは、エノック(山梨学院大)。大迫は油布(駒大)らとともに集団前方に位置し、機を伺う。エノック、油布、大迫の順で進んでいたレースに変化が見られたのは1000mあたり。油布がエノックを交わして前へ出ると大迫も素早く対応し、3名による優勝争いが繰り広げられた。戦いを制したのは油布。大迫はラスト20m付近でエノックに追い抜かれ、3位でのフィニッシュとなった。
順位には不満が残ったかもしれないが、それでも記録は3分42秒68。自己ベスト(3分45秒06)を上回る好タイムでレースを終えた。
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400m直後に出場した100mでは組2着、全体では5位に。
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女子400mには蔭山愛(教4)が出場。レースは日本記録保持者・千葉(東邦銀行)が序盤から積極的に飛ばす形となった。落ち着いた入りを見せた蔭山は、中盤一気に伸びて千葉らを交わすと、そのままトップでゴール。タイムは自己ベストに遠く及ばないものだったが、他を寄せ付けない圧巻の走りにスタンドからは歓声が沸いた。
やり投のディーン元気(スポ3)はロンドン五輪前最後のチェックとして今大会に臨んだ。3 投目に78m72を投げ、前年に自身が出した大会記録を更新したものの、調子が上がり切っていないこともあり、ディーンにとっては平凡な記録で試技を終えた。しかし、明後日からは村上(スズキ浜松AC)との合宿が控えている。合宿で十分な調整をし、ロンドンでは世界を唸らせる大投擲が見られることを期待したい。
多くの選手にとっては、春季シーズンしめくくりとなった今大会。
今日新たに見つけた各々の成果や課題を、秋の日本インカレ、そして駅伝シーズンに向けて良い形でつなげてほしい。
関連URL
早稲田大学競走部公式サイト
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